InnoProductとは
InnoProductは金融商品を構成要素に分解して、製造業の部品組み立て方式と同様な方法で金融商品を迅速に開発できることをコンセプトとした製品です。
ルール基盤の商品ファクトリーとは
InnoProductは、業務システムに分散管理している商品情報と業務ルールを統合的に管理するソリューションです。商品情報管理の 標準化、商品構成の部品化、商品情報と業務ルールの統合管理の機能により、全社的にスピーディーに商品情報を業務システムに反映することができる商品管理ソリューションです。
商品構造を柔軟に定義
InnoProductは様々な商品の構造を柔軟に定義できます。InnoProductを利用すると、構造が全く異なる異質の商品でも簡単に定義できます。
部品Pool
InnoProductは商品の構成要素をいつでも再利用可能な部品として利用することが出来ます。これにより、部品を組み立てるだけで簡単に商品を構成することが出来ます。
連携API
一元管理している商品情報を外部からアクセスするための多様なAPIを用意しています。これにより、業務システムからは商品情報を管理する処理が無くなり、業務システムの処理がシンプルになります。
商品ファクトリー導入の効果
導入前
各業務システム毎に商品情報と業務ルールを重複管理していた。
プログラムソース上に商品情報が埋め込まれているため、可読性が低下し、メンテナンスが困難。
導入後
商品情報と業務ルールをInnoProductが一元管理する。
プログラムソースから商品情報と業務ルールが無くなるので、可読性が向上し、メンテナンスが容易。
InnoProduct 適用業務
区分 | InnoProduct 適用業務 | |
---|---|---|
業種別 | 保険 |
保険商品管理、新契約、契約変更(異動、保全)、入金、支払、与信、保険金請求不正検知(FDS) |
カード |
カード商品管理、顧客マーケティング、提携サービス、サービス計算 |
|
証券 |
金融商品管理(債権、CD/CP,収益証券、総合金融、WRAP、出納)、口座サービス、売買・出納 |
|
銀行 |
金融商品管理、預金・与信、申請、実施、コールセンター、事後与信、人事・給与 |
|
公金融 |
商品管理、保障手数料、処理規定管理、商品シミュレーション管理、人事・給与など |
製品の構成
InnoProductの主要機能
商品モデリング
メタ基盤の商品システム
商品の構造、属性変更時に物理モデルの変更なしで適用可能
スピーディーな商品システム構築
検証された方法論でエラー排除
迅速な商品システム開発で全体開発工程を短縮
環境変化に柔軟に対応
多様な商品類型の追加が容易
商品情報管理
商品情報部品化・体系化
商品構成要素の体系化及び部品化
構成要素プール提供で再利用性の確保
商品構造管理
商品の構造を直観的に表現・管理
商品属性管理
多様な形態の属性管理(単一・多重・多重拡張・ルール属性)
関係属性の管理
商品運用管理
便利な運用機能
商品のコピー・比較・検索など 実用的機能が豊富
テンプレートによる商品情報ローディング
強力なガバナンス
複数使用者環境と属性別権限付与
構造・属性・モデルなど 多様な変更履歴管理
便利な配布・移管
複数システム配布・移管及び システム中断無し、ホットデプロイ
移管履歴管理
商品ルール管理
商品基準のルール管理
商品別ルールを統合管理
テンプレートを使用したコピー及び修正
商品基準のパターンデータ管理
商品基準の多様なパターンデータ管理
商品情報と統合管理
ルールビルダーと連動
商品ルールの統合管理
InnoProductの動作環境
サーバー製品
製品名 | 区分 | 稼働条件 | 備考 |
---|---|---|---|
InnoProduct Server V5.2 | Java | JDK1.6 以上 | InnoProductはInnoRules基盤として利用しているため、動作環境はInnoRulesと同じです |
OS | Java環境が稼働できるOS | ||
DBMS | Oracle 10g 以上 DB2 LUW Version 8 以上 PostgreSQL10.7以上 |
左記以外のDBMS場合は個別対応 |
クライアント製品
製品名 | 区分 | 稼働条件 |
---|---|---|
Product Builder V5.2 | OS | MS Windows 7 以上 |
解像度 | 1600 ×900以上 | |
HW | CPU:2.4GHz 2Core以上 メモリ:2GB以上 HDD:100MB以上 |
無料ハンズオンセミナー
InnoRulesはInnoProduct体験版ハンズオンセミナーを無料で提供しています。
InnoProductの概要、必要性、導入効果などの説明と共に、保険商品を題材にした商品登録の実習も行います。ぜひ、活用してください。