Lカード
韓国最大の流通とサービスネットワークを保有
百貨店、免税店、映画館、コンビニエンスストア、ホームショッピングなどのさまざまな流通網を保有している韓国を代表する流通グループ系列のクレジットカード会社です。
新しいライフスタイルを考慮した業種別連携 カードおよび特化カードを継続的に立ち上げ、業界トップの資産健全性を維持しています。
迅速・正確な顧客対応、顧客中心のビジネス強化
業務処理時間短縮で顧客満足度向上、TCOダウン
以前はサービス審査は顧客対応が一番難しい業務でした。お客様に なぜサービス対象から外されたのかを説明しなければなりませんがログ分析だけで何時間もかかってしまう為、同日に回答できませんでした。
今はすぐに細かいところまで確認ができるのでお客様の待つ時間も大分減りましたし、詳しい説明ですぐ納得していただいています。
Lクレジットカード関係者
目標
サービス審査業務の品質向上
顧客満足度および信頼度向上
非効率な業務の自動化
効果
顧客のサービス審査結果に対する問い合わせ平均時間の短縮(5時間 → 30分)90% 向上
購入キャンセルおよび再購入処理を手作業から自動化(48時間 → 1時間)1/48 短縮
非効率的な業務の自動化コア業務に集中
背景
手作業やたくさんのITリソースが必要な非効率的業務の改善
サービス審査とはクレジットカード会社で購入承認、または売り出しが発生した際に、顧客の購入内訳を分析して提供するサービスを判断する業務です。
サービス審査モジュールをポイント処理、サービス審査、購入審査のように業務別に開発し管理していたのでメンテナンスが複雑でした。また、ログ分析のために1日160GBのログを蓄積する必要があったのでたくさんのITリソースが必要でした。
また、顧客からサービス審査結果に関する問い合わせ発生時には、圧縮されたログファイルをダウンロードして解凍・分析・確認する処理を行う為多くの時間とITリソースが必要でした。顧客はこの確認処理が終わるまで回答を待つしかなく、確認が取れない場合もありました。
購入キャンセルおよび再購入の場合はシステム化されてなかったので、手作業で影響範囲を確認した後に購入キャンセルおよび再購入処理を行いました。
このようにシステムの自動化がされていない 業務では手作業、二重作業などの非効率な業務があるため業務担当者、IT担当者両方ともコアの業務に集中できませんでした。
成果
業務品質の向上と正確な回答で顧客満足度向上
顧客のサービス審査に関する問い合わせはInnoRules Rule Builder テスト機能を利用して処理段階別にインプット、アウトプットを確認することで、早く正確に原因把握が可能となりました。ログファイルをダウンロードしたり、手作業で原因の分析したり、顧客に原因不明と回答することはなくなりました。
購入キャンセルおよび再購入処理はInnoRulesをベースして構築したシミュレーション機能を利用して影響範囲を件数と金額まで正確に把握し、バッチ処理で購入キャンセル及び再購入処理を行います。
既存クレジットカード商品の情報変更や新規クレジットカード商品を販売する場合、過去の売り上げ情報に基づいてシミュレーションが可能です。このような検証はクレジットカード商品の運用安定性を高め、業務ミスを事前に防止する効果があります。
このような業務効率化は業務担当者とIT 担当者から不必要の作業を無くし、本来のコア業務に集中させることが可能となり会社全体のコストダウンにつながりました。
顧客のサービス審査に関する問い合わせ処理プロセス
InnoRules導入前
顧客通知まで 4 ~ 5 時間必要 (最大 12時間必要)
原因把握、または分析が不可の場合は、説明不足で終了
InnoRules導入後
顧客回答まで 10 ~ 30分以内に処理
正確な回答が可能